断熱工事の専門家がお送りする
「暖かい空間は家族を幸せにしちゃうぞ!大作戦!!」
リフォーム劇場の幕開けです
さて今日も朝からお清めのお塩をまいて
解体していきます。
今回は久しぶりに大工さんが解体していますが
こういった純和風な建築物は大工さんが壊していくと
この家を作った大工さんの声が聞こえてくる気がしちゃいます。
(ホラーな感じではありません)
ちょっと久しぶりに丁寧な大工さんに会えた気がしました。
うちの若きエースの小平君には一つでもいろんなものを見てほしいのですが
このようないい仕事を見れるいいチャンス
僕と市川さんが「懐かしいな~」って
すごくきれいでいい状態でした。
といいたいところですが、時代の象徴です。
すごくきれいに断熱材を入れていますが
大事な部分がやはりだめでした。
とはいえ、この時代があったからこそ「こうではいけない!!」となり
今僕らがやっている施工方法になるわけで
むしろこのころはいいと思っての施工ですから
全体的にはきれいに入れてありました
何が問題なのかと申しますと
止め付けるのに奥に押し込んじゃってます。
ふくらみがあって、その中の空気が熱を通さないのですが
断熱材をつぶして施工することで断熱材の効果が失われてしまいます。
「入っていれば断熱」ではなく「ふくらみをきちんとつけると断熱できる」が正解
存在自体だけでは断熱できないということです。
でも、施工は本当にきれいで丁寧な大工さんだったんですね
このころの材料メーカーや、建材やさんがもうちょっとここのところきちんと話してくれていたら
そんな風に思いながら解体していくんです。