渡り廊下の罠

高気密高断熱から渡り廊下を伝って高気密高断熱へ

快適な暮らしを送ることのできる高気密高断熱住宅へのきっかけになったお宅で

「渡り廊下がすごくかび臭くて困っているの」

という相談を受けました。

そのお家は森建築で建てたのではなくなくなっちゃいましたが

高気密高断熱で有名な会社のいわばトップランナーの家です。

面倒を見る人がいないのでわたくしがその後を引き継ぐのですが

なぜそうなるかわからず半信半疑で行ってみると

 

絶句

 

 

 

 

 

カビだらけでした。

理由は一目見て確定

換気と断熱が不十分だったから

なによりまずは換気です。

空気がそこでとどまっている

動くことのない空気が少しでも汚れてしまったらどんどん汚れが増殖していきます

換気できないから

その汚れる原因は断熱不足

ここは渡り廊下

トップランナーであるこの会社ですら

この部分を手を抜いてしまったわけです。

中途半端なものを作るから余計にダメになってしまったという

すべては換気の知識不足で起こってしまいました。

なぜカビちゃうか

 

 

 

 

 

 

窓にびっしょり結露です。

樹脂サッシといいガラスなのにさすがに空気が動かないんでは結露を起こします。

だからどんどんカビちゃいます。

渡り廊下は普通の内装ドアで仕切られていましたが

内装ドアというのはドアですから4方に隙間を持っています。

隙間がなければドアが開きません。

だからそこから熱が、水蒸気が漏れる

だから結露しちゃう

窓から始まり壁全部、床下、天井に至るまで

換気扇があればそんなことにならなかったかもしれない

まず、内装ドアを

 

 

 

 

 

 

 

外用サッシに変えました。

これで、暖かさが逃げずに廊下に水蒸気がもれなくなりました。

そして次の課題は換気扇と給気口の設置

中途半端な施工はこうした事故のつながってしまうといういいお手本となっちゃいました。

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