若手の指導

入母屋の屋根は作らないと思います。

うちのエース小平君4年目突入ちょっと前

わたくし宮大工を数年経験して現在25年はこの業界にいます。

お寺関係に携わってきたおかげで入母屋という難しい屋根をやってきましたが

今、森建築では入母屋の屋根は採用しません。

これからも設計上書かないと思います。

 

採用する理由がないから

ただし、改修工事の際は別

今回は瓦を下ろして、板金に切り替えるという工事

 

せっかくなので若手にも見せたくて行ってきました。

 

 

 

 

 

解体屋さんがどんどんおろしていきます。

 

 

 

 

 

 

ガラガラとはぎ取ってクレーンですいすい下ろしちゃう

 

 

 

 

 

 

半日ですっかり丸裸になっちゃいました。

この後は我々大工さんの出番

アスファルトルーフィングといって屋根の下葺き材を敷きます。

 

 

 

 

 

入母屋という屋根はこの三角形の部分の防風、止水、収まりがうまくないために

なかなか採用には至りません。

昔からある方式ですし、家の風格を気にする方は「これでなければ!!」

となることもあります。

でも、雨漏りや、ネズミの害をなくしていくことをかんがえると

やはり採用するということはないかな~。

でも今回は改修工事なので

どうせだから経験させちゃえってことで

指導者森の場合はこう教える

「見本を見せてみて覚えろ!」は昭和のやり方

「いきなりやらせる」そしてどんなことが大事でどうしなければいけないのかを考えさせる

というのがわたくしの方針

初めてなので当然わからないし、時間もかかる

だけど自分で考えるから絶対覚える

一日、1時間というものはあっという間に過ぎちゃうけれど

それは目の前のたった今だけの問題であって

森建築のこれからや、彼のこれからのほんの小さな部分でしかないこの時間を

毎日反復練習なんてできないから

とにかく信じてやらせてみる

森建築の指導方針

 

とにかく信じてやらせてみる

 

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