これはセンスの問題
細かいことですが、床板や天井板、腰板
板材を内装に使う際に貼り付け方がありまして
同じ場所で繋がないように一列づつずらして貼り付けていきいます
そうすることでつなぎ目が目立たずにきれいに張りあがります。
ただしこれは決まった寸法で届く建材だから
ほとんどの家は尺を基準にした長さに合わせてあります。
なので床材は6尺でできています
6尺スタートと3尺スタートを交互に貼っていくことで
あまり目立たずに進みます。
さて今回の乱張りですが
建材ではなく、天然木の場合
材料として取れた長さが基準となる場合があります。
曲がりや、節やかけたり割れたりしているところを省くと
それはもう適当な長さになっていきますので
これを上手に張るということはある程度の「勢い」が大事
こういう工事はわたくしが担当します。
天井板継ぎ目がわかりますがバラバラです。
これぞ天然木らしさです。
きれいにつないでしまうと台無し
継ぎ目、色が違うからこそのいい味わい
こういったバラバラの乱張りなぜわたくしが得意かというと
きっちりぴっしゃりした人間ではなく
割と適当な人間だから(それ?)
知ってる人は知ってます。
適当とはよく言ったものでいい加減ではなく適切に当てはめる
その素材を引き立てるために適材適所に当てはめていくのを瞬時に見極める
これは瞬発力と判断力が物を言います。(どうした?)
そんなわたくし尊敬するのは高田純次さん
やっぱり適当だったね