職人だからね
久しぶりのお宅に訪問してきましたが
昔ながらの部屋のつくりは廊下で囲まれた田んぼの田の字
とあるリフォームの相談ですが
じいちゃんとばあちゃんいうことが違う
ほほえましい会話です。
何処で寝るのかが問題で
じいちゃんは近くで寝たいけどばあちゃんは今更嫌だと
まあ、それなりの距離感をつかみましょうね。
さて、このお家は古くて大きい家なので昔で言えば本当に手がかかっています。
すごいですこれ
ふすまの桟が大変です。
今きっとこんなことしません。
一般的には「できればお安く」が合言葉ですから
ふすまは欲しいけど普通でいいよって感じかな
職人はこういったところで自分たちの価値を上げていったんですね
いい時代です。
とはいえそれでも現代を生きるわたくし森建築
ちょっと変わってる
別の場所で一生懸命手をかけていますよ
換気扇の排気部分の気密処理
まあ、やってもやらなくても目立つ場所にはありませんので
「どうだ!!」ってものでもないですが
こういったことに一生懸命手をかけています。
この気密処理をしながらいつも独り言をつぶやいています。
「こんなことぜったいみんなやってないよな」
多分大工さんのほとんどはこの工程をやっていません。
理由はきっといろいろあります。
知っているのか知らないのか
大工さんだから担当違いなのか
こんな所気にしなくていいやなのか
まず、この類の工事は一度覚えると手抜きができなくなります。
やらなきゃいけないことの理由を知ってしまうと
やらなくていい理由が見当たらなくなります。
「予算がないから」とかの理由でこの部分の削減はないのです。
つまりやっていないのは知らないから
こういうところに手がかかっているってことは
なかなか表に出ない部分
お客さんはこういうところも建築会社の選択基準になったらいいですね