標高と相談して

今回の新築は布基礎

この茅野市の八ヶ岳の麓というのは基本的に地盤がいいです。

地山といって昔からあるそのままの大地

盛土成形されたりしていない安定した地盤ということ

ということで建物の重さを検討したとしても

基礎工事はどの工法でも大丈夫となります。

というわけで毎回恒例のべた基礎という工法を選択したいところではありますが

わたくしは布基礎を採用します。

このように筋状に大地を掘っていきます。

いつもと違って施工が大変です。

めんどくさそうです。

掘り方がきれい

実はこの掘った溝の深さが80センチもあります。もっとあるのかな?

そう!

今回布基礎を採用した一番の理由はこれ

凍結震度を考えると大地に深く埋めたいから

氷というものは基礎コンクリートの下に入り込んでしまうと体積が上がって家をも持ち上げちゃいます。

氷にならない深さに一番下の基礎を置かなければならないという理由から

布基礎という工法を選択します。

今施工中の現場の写真ですが、これだけ違う

浅い!!

すごいね、全然違う

上の写真はべた基礎という工法で掘っても50センチ

標高は860m

新しい現場は標高が1360m

500mも違うわけです。

今日も朝、現場は霜柱がびっしり

冷えが入っちゃった

そして林の中なので太陽の熱も弱い

家が建つと北側は家の陰になってしまい凍る時期が長くなります。

だから

いつもとは違う工法を採用しなければならないということなんです。

ご近所さんをちらっとのぞいてみたら

おや?普通にやってるけど・・・

ここが建築士の責任の置き方の違いかな

私は怖くていつもの深さの基礎なんてできません。

ということで今回は布基礎工法となります。

 

 

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