旅は「どこに行く」が一番大事
WEB見学会第参幕
お施主の希望は森建築の作る和
ここから一切ぶれずに進んだから
何事も迷わなかった
「和」という言葉の連想は
内装は畳・障子・ふすま・欄間・床の間くらいかな
外観は柱が見えたり、塗り壁だったり
まあ、どれ一つとして採用しなかったけどね
特に内装に関してはこだわりました。
夜になって電気をつけるとさすがに隠れないけど
昼間の空間の見えるところに照明器具がありません。
唯一存在をさせたのがダイニングのテーブル照明のみ
照明器具がごちゃごちゃすると和になりません。
そして畳はないけど特別な部屋
天井が低いです。
照明器具は床に置きました。
床に座るといつもの通りの天井高に感じます。
意味わかるかな?
天井高は2400だとして椅子に座るといい景色
でも、床に座ると天井が高すぎます。
だから床に座ることを想定すると天井を下げたら落ち着くんです。
このニュアンスわかるかな~
そしてそんな和の空間には杉が良く似合う
いや、むしろ杉しか似合いません。
こうして和の空間を演出しました。
「和」となるとどうしても畳と障子と床の間って感じになると思うけど
それだけじゃないんですよね
大切なのは目的が外れないこと
好きな物を並べてもいいけどまとめることがやはり大事