リフォームのそのあと
森建築ではない会社でリフォームをしたお宅の奥さんが
「カーテンどうすればいいのかわからなくて困っちゃってるの」
って相談を受けました。
まず、カーテンですがわたくしとすれば
壁紙、家具、木の色などと同じくらい重要なアイテム
売るか売らないかはともかく
方向性に迷わないようにインテリアコーディネートしています。
この家に入った建築屋さんはしなかったってことね
普通じゃお断りしますがお世話になっている方なので
いろはくらいはお伝えしてきました。
ポイントとしては
カーテンを考えずに「どういう内装のテーマの部屋にしたんですか?」
ってことね
和風?クラシック?モダン?インダストリアル?アメリカン?ヨーロピアン?なんてね
カーテンは男でいうとネクタイのような扱い
一つ入ることで空間が締まったりするので「無難に同じ感じで」ってのは
ある意味なしです。
布を飾るという概念のない日本人の部屋は色が少なくなりがちですから
思い切った色を使っても大丈夫
ただし、それの似合うテーマだったらの話。
インテリアコーディネーターのお仕事はここから
好きな柄や模様を気に入ったからといって採用したら
お部屋のそのほかのテイストとまるで違っちゃったりすれば
着物に革ジャン
スーツにスニーカー
ケーキに醤油
と、なりがちですね。
やっぱりスーツだったら「バシッ!!」って決まっているからかっこいい
着物だってそう、崩さず崩れず伝統に沿って着るからとてもよく見える
ここが大切
例えば無地を選んだとして
結果答えが同じだったかもしれないけど
無難だしいいか。ってのと、この空間には絶対無地で他との調和を考えてこの色にしよう
というのは全然違う
人が見たって印象が違ってくる
コーディネートとはそうやってやってます。
「それは違います。」とかって言いまくるお客さんのイエスマンではないコーディネーターです
結局「森さんにお任せします。」ってご指名いただきました。
でも、決して強引にそう言わせたわけじゃないですよ
くれぐれも言っておきます。