改めて結露

昨日からスタートした現場

市の入札工事をまた一つ請け負っています。

プールと浴室を兼ね備えた場所の改修工事

(これだけでどこかわかっちゃいますね)

「既存の天井が落ちそうなのでやり直しましょう」

って工事

 

 

 

 

 

 

この天井です。

 

 

 

 

埃の飛散養生をして作業床を作って

 

 

 

 

 

 

軽天といわれる木ではない天井下地を組んで

 

 

 

 

 

 

天井まで貼りました。

 

さて皆様、ここから愚痴が始まります。

どうでもいいお話なので読みたくない人はまた明日ね

 

「お役所のお仕事」なので、わたくしたちは設計図通りの施工が大前提

今回は3枚目の写真に見えるコンクリートでできた仕上げの天井とは別の天井面に

硬質ウレタンフォームというものを吹き付けます。

その厚み30mm

わたくし、断熱を一生懸命考えているものとして硬質ウレタンフォーム30mmというものは

断熱材とは考えません。

だけど設計は30mmの指示

設計事務所が今回の工事について責任をもって考えた結果がいい工事の設計図となりますが

30mmってのはグラスウールでいうところの、昔断熱材が出始めたばかりのものと同じだけしか熱に抵抗をしません。

 

「結露しちゃうから天井がだめになったので、今度は結露しないようにこう設計しました」

 

わたくしが責任もってお客様に提案することとまるで違う世界でびっくり

こんな設計事務所が公共の建物を設計するということは

ここばかりではなく他もみんないい加減な内容ではなかろうか?

解体時に施工されていた断熱材は200mmなので熱抵抗値が4です。

今度の断熱材の熱抵抗値は1.0断熱材を75%オフしちゃった

新しくするのにダメになるという

だから市役所に「意味ないね」って言っておきました。

そして、施設を管理している民間の課長さん曰く

「俺たちど素人でも意味がないことわかるよ」だって

勉強不足ですね、設計事務所も、お役所も

大変もったいない税金の使い道というお話でした。

 

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