建築屋さんのうっかりしちゃってるところ
わたくしは家というものを考えるとき間取りのブロックを組み合わせる
っていうプランはしません。
ここは八畳で、四畳半でいいから和室があって・・・ではなく
この空間でどんな暮らしをしますか?ってものを考えたときに
このくらいの部屋になっているといいねってなかなか言葉にはなりませんが
ちょっと変わった目線で考えています。
だから家具屋に連れていきます。
ダイニングテーブルひとつ取ってもいろんな暮らしが想像できます。
かっこいいのを選ぶのか
かわいいのを選ぶのか
大きいの小さいの
丸いの変形したの
どれも正解だけどせっかく作った家が建築屋さんと家具屋さんが
言うことが違っちゃうと結局台無し
今回は床が決まったからテーブルを見に行こう
椅子はどれにしよう
どんなソファがあるのか見に行こう
そんな感じで「あの家にこのテーブルが入ったらこんな暮らしになるね」
だからここからが違う
テーブルや椅子を仮でいいから決めちゃうと
その先の家の中の「カラー」がはっきりします。
家具という基準ができているからそれに似合うのかどうかってことに集中できます。
だけどそのゴール地点を決めずに床から選ぼう次に建具は同じ色にする?
クロスは失敗しないように白かな?
カーテンはお金もったいないから安くしようか
てな感じで目標もないまま進んじゃうと誰が見ても同じ家になります。
お金をかけてもかけなくても見た目は一緒
恐ろしい
ベッドを使う使わないということだけだってレイアウトがまるで変わります。
こちらもお約束ショット
くっつくくっつかない
それだって大事な想像
建築屋さんがおちいっちゃうダメな点は
「家」を作っちゃう
家は「素敵な毎日を送るための道具」です。
そのための毎日を過ごしやすくするのがいいプラン
ブロックをうまく組み合わせたプランは
いい暮らしを送るのではなく
その家に人が合わせて暮らしていくということ
だから早いうちに家具屋さんに行きます。