全部を明るくしない
「森建築は部屋全部を明るくはしません。」
こういう風に説明すると皆さん不安になります。
まあ、うちのオフィスに夜来てくださいね。
極端な例ですが丸い白いシーリングライトはほぼ使いません。(子供部屋は使います。)
ダウンライトも多用しません。
この部屋のど真ん中にこの照明1灯
少ない
だからって大きくしてもあまり意味がありません。
こちらは小さすぎですね
何処もあればいいっていう昭和のレイアウトです。
こちらは照明の明るさは足りていませんがテレビの裏のブラケットライトで補うことで
天井の明るさを増やしています。
こちらは天井面に大きな明かりはありませんが
キッチンの手元や、窓側のカウンターの明かりはばっちりで
今はありませんがダイニングテーブルのテーブル上がペンダントでそこだけ明るくなります。
テーブル上のペンダントだけでは暗いといけないのでボールランプが天井をやさしく照らすと
メリハリのある世界ができます。
円盤形のライトは存在しません。
ダウンライトは実はちょっとありますがこの時点では消えています。
照明は全体を明るくするのではなく必要な場所を照らす。
むやみに明るくし過ぎないことでおしゃれになります。
暗いというのはこういう意味で
決して必要な場所が暗いというわけではないのです。