障害と向き合う私たち家族の記録
あまり多くは語りませんが
義母が車いす生活となりました
建築士として、福祉住環境コーディネーターとして
身内の事例をもとに建築家としての目線や、介助者としての目線で
同じような事例でお悩みの方への手助けになれればと思い
ここに報告いたします。
終わりのない物語ですがこちらもどうぞお付き合いください。
さて、いったいどんなことなのかからですが
半身が動きません。
だから車いす
意識は普通です。
でも歩けない
先日いよいよ病院から一時帰宅して病院関係者と家族と建築で
様々なことをお話ししました。
義父の思いは「この家で義母の暮らしやすいようにしてほしい」
ある程度の出費は覚悟のうえで
そこでわたくしが考えたプランが
拡大してみてくださいね
左が現状、右が未来
左で赤い線は敷居の段差です。
何もない時には気にもならない1.5センチ
車を押す、一緒にすり足で動くなどを考えると本当に困りもの
そして脱衣・浴室・トイレの衛生室への侵入には狭い通路を通らなくては行かれません。
また、トイレは狭いために介助するのも大変で、これが毎日と思うと考えられません。
プランニングは狭い通路を通らずに大きな部屋への移動ができるように
大きなトイレは介助者にも優しく、自分で基本的には何でもできるようにするために
通路で回転するのではなく部屋で回転して移動できる空間にする
そんな思いのプランです。
ケアマネジャー、ソーシャルワーカー、リハビリテーションセンターの皆さん
「こんなことまで考えているのは初めて見ました。」
一瞬やりすぎはいけないのでしょうか?とも思いましたが
どうやらそうではなくて
様々な家族の姿がそこにはあるということを考えさせられる発見となります。
次回はその
介護とリフォームの思いについて