危険な作り方~木造その2~

おいおい大工さん

先日の記事でも書きましたが昔の大工さんの工法は

時々やばいです。

同じ現場でまたまた危険な場面に遭遇です。

 

 

 

 

 

 

柱は10センチの幅があります

当然この幅があるから上からの荷重に耐えられるのですが

この写真はかなりやばい

まず柱左半分なくなっています。

右側も結構なくなっています。

そして、この柱かなり、いや、最も・・・

この柱1本で2階の荷重をしょっています。

なくなっただけでは済まず、なんと柱を土台の真ん中に配置せず

柱半分くらい横にずらしています。

最初の調査の際

「これやばくないか?」って一番最初に思った不安

見事的中

かなりやば過ぎです。

崩れる一歩手前

 

 

 

 

 

緊急で応急処置しました。

よく見てねこのショット

手前の柱はつっかえ棒ですが

奥の柱裂けそうです

何でこんなことになってるのかは当時の大工さんしかわかりませんが

今まで何ともなかったことが奇跡です。

もちろん今はこんなことしませんが

何度も同じようなお話ですが

 

「大工さんはお施主さんが希望すれば

できることはきっとやってくれます。

そのために構造力を失ったとしても

建築士はそんなことしません。

大工さんはやり方を考えます。

建築士は施工方法はそれほど検討しません。」

本当はどっちもできるのがいい

おや?

わたくし大工さんで建築士でした。

というわけでリフォーム・リノベーションはお任せあれ~

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