今進行中の新築現場は森建築過去最強の断熱力を誇ります。
FPの家にグラスウールの付加断熱
これはこの暑さも関係ないくらいに建物の中は涼しいのか?
・・・というわけにはいきません。
現場はとってもあっついです。
むしろ熱気むんむん
朝いくと窓を開けずにはいられません。
その理由は日中に工事をしているので一日中窓は全開
夜には窓を閉めて戸締りをしっかりやりますので昼間の空気を閉じ込めます。
その閉じ込めた空気が換気により排出・交換されないから
暖まった空気をばっちり断熱しちゃっているわけです。
それはもう一つ進行中のグラスウールだけの家だって同じこと
断熱頑張っても冷えていくということにはなりません。
とどめることが出来ますが暖かい空気をとどめちゃったら
そりゃあっついわけです。
新築現場にその都度エアコンをつける時代ももうすぐそこかな
さて、FPの家や、高性能住宅は
「冬寒くならない暮らしを送るために」広まっていきました。
わたくしが家を建てたころは「これならエアコンいらずのいい暮らしができるよ!!」って
そんな営業をしていましたが
あれから十数年
エアコンは必須アイテムになっちゃいました。
今日も一台エアコン工事でした。
寒くない暮らしの技術はそのまま暑くならない暮らしに対応できます。
エアコンが嫌いという方はたくさんいらっしゃいますが
高性能の家では「いらない」ではなく
効きがいいってことをご理解ください。
断熱が弱いと外壁側がいつまでたっても冷えません。
その外壁面が外気温の影響を受けちゃってるから
空気も壁も天井もみんな冷やさなくちゃいけないのに対して
断熱が強いと外壁側や天井が外気温の影響を受けていないので
冷やすのは空気だけになります。
だから効きがいい
そんなわけで高断熱住宅はそれだけでは快適にはならないってお話でした。