お問い合わせから
最近家を建てようとする皆さんがとっても詳しくなっていて
専門用語がたくさん出てきます。
ZEHとか気密とか、太陽光とかエネルギーインフラについてとか
調べようと思うとたくさん調べられるので一生懸命自分たちで調べましょう。
そんなやり取りから
「標高1300m程度の場所に家を建てようと思います。化石燃料は使いたくありません。
たくさん太陽光を乗せるから電気で暮らせればと思うのですが」
研究熱心です。
「断熱工事もしっかりやっていただければきっと暖かいのでどうでしょう?」てな感じ
太陽光で電気を作ってその電力で暖房をとると化石燃料は使わなくていいと思うってことですが
わたくしの答えは「1300mもの高地で電力で暖房をとることはお勧めしません。」です。
理由は寒い日で一日中温度がプラスにならない日が何日かあると思いますが
そんな日にいわゆるエアコンの力では絶対的な温度が得られません。
いくら断熱しても家の中が暖かくなるわけじゃありません。
冷えなくなるだけですから温度が上がりにくい環境が続けば寒くなるのは当たり前で
さらに暖かいかどうかはその人の感覚です。
だから責任が取れないのでお勧めしません。と伝えました。
どこかのハウスメーカーさんは「エアコンと熱交換換気扇で大丈夫です」といったそうですが
無責任だと思うな
きっと寒くなるよ
数字上ではエアコンでもできると思いますがそれは多少我慢してもその暮らしができますってだけで
快適性が伴わなければ意味がありません。
「今日は寒いね、でも電気だからしょうがないね」
家を建てる目的はまずその家で快適に暮らすこと
その先にどんな思想で家を作るのかです。
手段が先だと暮らしがおいて行かれる気がしています。