経験がすべて
うちの若き棟梁さん廻り階段初めてです。
というのも森建築は廻り階段作らないから
この数年の記憶では二つしか作ってないかな
しかも二つとも彼ではなくわたくしや先輩が作っちゃったので
今頃ですがやっと施工します。
この周り階段ほかの部分を作ることとは全く違う難しさ
とはいえいくつも作れば慣れてくるのですが
残念ながら基本的に設計の段階で廻り階段を書かないので
これからもきっとなかなかやれる機会にならないかもしれませんね
さらに、今回のお宅は少しセオリー通りにはいかない仕様でして
そのせいあって「訳が分かりません~」のなきの一言
まあ、これもいい経験
いっぱい考えて触ってみて自分なりに飲み込む
いつも修行ってわけです。
さて納得いくようにできたかな?
しかし森建築さん
なぜ廻り階段を作らないかというと
危険だからです。
直線階段だけはもっと危険
家の中で唯一落下する場所はできることなら安全にしておきたい
周り階段を作ることで無駄なスペースがなくなるのはわかりますが
安全との天秤をどうとらえるのか
今回の住宅は回しますが1段がとっても低いのと
1階の階高がとても低いことで普通に作る階段よりも踏板の数が少なく設計しています。
そういう理由で初めて廻り階段を作る
そんな安全設計を心掛けております