標柱に文字を掘るお仕事
建築をしていると自分が作ったもの、自分か設計したものと
様々なことで携わったものが世の中に残っています。
住宅を設計して作っているので「この家はうちが作ったんだ」と言えますし
修業時代はお寺の建築に携わっていましたのでそれもしっかり残っております。
そんな中で、ちょっと特殊なものがこちら

標柱です。
山桜の木を100本植樹した印
平成18年となっていますので19年前のものですね。
この黒い部分は彫刻して墨で色付けです。
樹種は桧
標柱なのですぐ腐ってはいけないことと文字の色も抜けてはいけない
そんな理由で桧を使って、文字を掘って、墨で色付けが成功した証拠です。
何年か前に久しぶりに見たときは感動しました。
今回は「まだ朽ちてないか、取り去られえていないか」という親心にも似た感情で
ほっとして帰ってきました。
いつまでも残ってほしい。建築家っていつでもそういう気持ちなんです。





















