先日の雨漏り現場の続き
雨ってのは上から降ってくるだけじゃない
風が吹けば横から
流れた水は時には上に登ってしまうことだってある。
だから計算できない
たまに、ホースやじょうろを使って実験する人もいるけど
絶対それじゃわからない
雨とホースでは勢いが違うから
そこで、雨降りの時を想像してみよう
大体にして湿気だから重い
重いから下がる
上から下に圧力がかかるつまり気圧が下向き
雨で冷やされた空気とともに下降気流が発生すると
乾いた家の外壁の隙間とかを見つけ
「おお!ここ空いてんじゃん!!!」って入り込んでくる
下降気流が川だとすれば隙間は農業用水の取り入れ口のようなもの
侵入しやすい
さらに家の中は外よりも空気が軽いから
家の中の上に上にと上昇気流が発生するから、なお厄介
これが気密住宅であったら
絶対こうならない
毎回毎回気にしていく工事
床面の気密処理
壁面の気密処理
コンセント
窓
特にうっかりしてしまうのが床の気密
和室の畳の敷居とか室内のスイッチ付近とか風を感じるのは床の気密が悪いから
壁や天井は頑張るけど床がいまいち
だけど、床もやっぱり外気に触れるから
気密を頑張る理由は
外気に圧力を感じさせないってこと
気密住宅の必要性は
こんな所にもあるんだね