初の棟梁
先日のこちらの記事で紹介した昔からの大工さんの技術
墨付け
事前に加工場で図面だけを頼りに「家」そのものを組み上げる準備をして
今日晴れてお建前となりました。
小さな増築ですが大きな家の縮図ですから
まったく同じ
責任も同じ
つないだり、縦横方向を組み合わせたり
高さをそろえたり
「できて当たり前じゃないの?」
そうですね、プロですからできなくては困ります。
が
彼にとってこの現場が自らの責任で線を引く現場の初陣となるわけですから
教える側としてもできてうれしいわけです。
これからの彼はもっと成長できるから
今、現代大工さんでこう小さな建物でさえ
自ら墨付けをして加工するということができる人はどれくらいいるでしょうか?
以前も書いていますが、大工さんはこの苦労をしなくても
実は家の骨組みは別の人が作ってくれます。
分業の時代ですから
だけどそれではこうした増築などには対応できません。
森建築は新築は作りますが、それだけの専門家ではなく
リフォームや増改築を得意としていますので
こうしたことに対応できなくてはいけないので
今回のこの機会を大切にしたいというわけです。
今日は無事に組み上げられて
お祝いです